06' ひのまる会 ヨーロッパ研修 本文へジャンプ
ドイツ デュッセルドルフ→ケルン→ボン

 パリより飛行機で約1時間、ドイツ、デュッセルドルフ空港に到着、東京−大阪間ほどの距離なのに、言葉が丸っきり変わる。天気は快晴、気温は日本より暑く感じられる。
地球温暖化なのだろうか。街行く車には、スタッドレスタイヤが履かされていて、何か変な感じに思われた。町は、ハーブ系の香水の香りがする。


グラステック メッセ会場

広さ6万平米と広大なメッセ会場、世界のガラス企業1000社を越す出展、内、日本企業12社の出展がありました。2年に1度開催されます。とにかく広い!歩き疲れ、1日で廻るのは、無理です。

展示物

カラフルなガラス板、ステンドグラスに使用するのでしょうか。

展示物

これも色ガラス、このようなステンドグラス系のガラス展示も多数ありました。

展示物 ガラスの階段

皆の注目を浴びていた、ガラスの階段、実際上がって見ましたが、全然違和感はありませんでした。側面ガラスは、4枚の合せガラス約7mはある1枚物、一体どうやって運んで、ここで組み立てたの?と不思議で一杯である。こんなの見積ったら一体幾らになるんだろう!!

グラステック改札口

グラステックの改札口、切符を挿入し回転バーを押して入場。
特に意味は無い。

展示物 ガラスのギター

ガラスで出来たギター。まあ、造れないことはないなー
結構きれい。トウメイなギター

展示物 日本板硝子潟Xペーシア

さりげなく飾っていたのを発見しました。説明や、パフォーマンスがなかったのが残念でした。

展示物 色ガラス

これも色ガラス、しかし窓や、扉などに入れそうな感じのデザインでした。

展示物 ガラスの階段 パート2

ガラスのみで製作されています。全て接着による施工。
乗ってみましたが、かなりしっかりした感じでした。

展示機械 ガラス印刷機

ガラスを立ててインクジェットにて、印刷をしていました。800×1600のガラスを印刷するのに、1時間くらいかかりそうでした。

展示物 防弾の自動車ガラス

厚さ約50mmの防弾ガラス とんでもなく重い、両手でも持ち上がらない
メーカーの方が、もっと分厚いの有りますと、ジェスチャーで100mmほど手を広げていました。まさにビックリ!

展示物 ガラスのオブジェ

あまり意味が分からない。ミラーの上にガラスを立てている。

展示物 休憩所のガラス床

フショク強化ガラスの合わせ床には4方に蛍光灯が設置され、ぼやけた明かりがとても綺麗に見えました。

展示物 ガラスの壁に登る

ガラスの壁にフリークライムの岩がボルトで固定されてました。
登っている方に意味を聞いてみると、この会社は、小さなファミリーだったが、見ていただけるように、こんなに大きな会社に昇りつめたことを、意味する。とおっしゃってました。

展示物 ガラスの階段 パート3

今度は、階段部分を金物で支えている物でした。3枚の合せガラスで、一番下のガラスに穴が開いてその中にダボが入る仕掛けになっていました。

ライン川

デュッセルドルフ、ケルン、ボンにて撮影 
 左下の写真には羊が写っています。川の流れはかなり速く、船が遡って行く姿を目にしますが、かなりしんどそうでした。
 水は、淀川くらいの感じでした。

プロフィリットガラスの壁

フショク調のプロフィリットガラス

デュッセルドルフの朝と近代ビル

比較的新しいオフィスビル。ブラインドが外部に設置されている。
すぐに汚れて、掃除が大変そう。

ライン塔

まるで京都タワーを思わせる塔、上階には、ガラスの展望台がある。

スタッドトールビル

DPGの巨大な吹き抜けと、ダブルスキン 
強化ガラス+自動遮蔽ブラインド+Low-E複層ガラスの構成

ステンレスブリキの外壁 高級マンション

変わった形のマンションが3棟並んで建っていました。
高級マンションとのこと。

これもダブルスキンのビル

外部側のガラスはシーリング処理を行っていない。あらゆる部分より空気を送り込む仕掛けになっている。

カプリコーンハウス

斬新な赤い印刷ガラス、これもダブルスキン工法。外壁側の下部は隙間が開いていて、空気を流し込む仕掛けになっている。

ケルンの町の様子

町のいたるところに、立ち呑み屋があり、外のテーブルで軽く引っ掛けることが出来る。なんとドイツでは、飲酒運転が少量であれば認められているそうです。
 

ケルン大聖堂

高さ157mの巨大な大聖堂と、ステンドグラス
建設に632年かかったそうです。
ステンドグラスは、ノートルダム大聖堂の方が細かな柄になっていたように思う。
 天井も高くすごく神秘的な空間になっている。

ヴェルトシュタットハウス (ケルン)

2005年 巨大な鯨と呼ばれる衣類のデパート
木製曲面カーテンウォール 断熱ガラス使用。
約7000枚のガラスを使用している。そのほぼ全てが、独自の形をしている。また、窓は、熱を感知して自動的に開閉するシステムになっている。

ポスト タワー(ボン)

ドイツ・ポスト株式会社の本社ビル。設計は1998年に国内外から387案が参加して行われた国際設計競技で選ばれた作品。
設計者 マーフィー/ヤーン

まさに圧巻の一言。
ガラスの塔とは、このポストタワーのことです。
 ピルキントン社のガラス(内部ガラス壁 高透過合せLow-E複層ガラス:強化10+ガス層18+5×2)、(外部ガラス壁 高透過合せガラス:8×2)  サッシの見付がなんと60mm、こんなので持つんだ!
下から上を見上げるとめまいがするほど高い。この建物もダブルスキン工法になっている。
ダブルスキン工法とは、外壁の外側にもう一重のガラスで囲っている壁のこと。壁と壁の間に空気の流れを作りだし、夏涼しく、冬暖かいという効果を生んでいる。令暖房の電力削減と太陽光により室内の明かりがいらない。
まさに省エネルギーの芸術作品である。
夜には、LEDにより光る塔になる。

内部もあらゆる場所にガラスが使われている。階段、天井、手摺、間仕切りetc
ちなみに床のガラスは
高透過合せガラス:強化8+倍強度12×2
すごく高価なガラスがふんだんに使用されている。

こんなの積算に何日かかるの?
おそらく、これ以上の建物はないのでは。

ボンの街

上:ボンの住宅

下:市役所?でしたか、忘れました。

ケルン空港 ガラスの床、ガラスの壁

こちらの建物もマーフィー/ヤーン設計の建物である。ポストタワーと同様ガラスの床、などガラスがメインになっている建物。
 ドイツは、ガラスをふんだんに使用している建物が多く
また、複層ガラスが当たり前の世界でありました。