外部結露

左側は、有る工事現場で、平成12年4月8日に報告された内容です。
工事中に結露が発生しているとの現場からの報告でした。
誰も人が未だ住んでいない現場の話です。

スペーシアは結露が起こりにくいとの話だが、結露している
と言うクレームが来ました。
場所は、和歌山県東牟婁郡熊野川町。南紀の暖かい所です。
現地に行って調査しました。
結露は、外部の外側に発生しています。
海から湿気を十分に含んだ空気が吹き込み、室内は暖かい
空気がスペーシアの為に封じ込められていたのでしょう。
しかし中には誰も人は住んでいません。
工事中の出来事でした。
湿気を一杯に含んだ空気は、外気よりも冷えた所に
当りますと、含んでいた湿気が結露として、吐き出されます。
硝子等は夜の冷えた温度のままであったのでしょう。

結露が外側に発生しました。
そして室内の暖かい温度が、僅かなマイクロスペーサーを通じて、外側に伝わってきて、
スペーサー周辺が透明になっています。

部屋の内部の温度が逃げ出しているのは、僅かマイクロスペーサーを通してのみなのです。

アルミのガラス障子枠は、室内の温度をそのまま外部に伝えていますから、何も結露は発生していません。
これほどスペーシアは断熱効果が高い証拠なのです。

この左の写真は、97/12/27、冬の寒い日でした。
普通は冬には空気が乾燥しているのですが、
この日は丁度雨が降りました。
寒冷前線が通過して気温が急激に下がってきていました。
外部の湿度ドンドン上がり、建物の周りに結露しました。
マイクロスペーサーの周りが、室内から熱が伝わってきて、
外へ漏れ出した僅かな温度で、丸い透明な部分の湿度を
飛ばしてしまった現象です。
この例も室内が特別に暖められていたわけでもなく、
寒いはずのトイレの小さな窓に発生した現象でした。

この2つの出来事から、従来、いままで私達は、
窓ガラスの外側に結露する事など経験した事はありませんでした。
どのような複層硝子でも、この様な結露現象は報告されていません。

ですから私達は、これをスペーシア・フラワーと呼ぶ事にしました。
スペーシアの機能の素晴らしさを教えてくれる現象ですから

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